沖縄の塾 津田塾

仲里 尚子 なかざと しょうこ

将来の夢:

東京大学 教養学部 文科一類
昭和薬科大附属高校

津嘉山小
昭和薬科大附属中・高校

皆さんこんにちは。東京大学教養学部文科一類1年の仲里尚子です。これから東京大学について紹介したいと思います。
東京大学には駒場キャンパス、本郷キャンパス、弥生キャンパス、柏キャンパスの4つがあります。学部生が主に通うのは駒場と本郷の二つで、駒場キャンパスには1・2年生と後期教養学部の3・4年生が、本郷キャンパスには後期教養学部以外の3・4年生が通います。全国的に有名な赤門は本郷キャンパスにあります。私が通っている駒場キャンパスは、駒場東大前という駅のすぐ側に正門が位置し、また渋谷駅までたったの二駅という距離(徒歩で約20分)にあるのでとても利便性が高く、遊びにも行きやすいです。

東京大学では「進振り」制度という、他の大学にはない制度があります。入学試験の時に、受験生は文科1、2、3類、理科1、2、3類のいずれかを選んで受験し、1・2年生の間は全員教養学部に所属します。1年生から2年生の春学期の間までの成績が高い人から順に、3・4年生で所属する学部(法学部、経済学部、医学部など)を決めることが出来る制度が進振り制度となっています。他の大学と違って、入学後も自分の進路について考える時間が長く与えられているのがこの制度の特徴で、例えば文系で入学したとしても理系の学部に進学が可能になっています。
私は、大学に入学する以前は進振りを夢のような制度だと思っていましたが、それは幻で、単位が取れても、行きたい学部に行けない可能性が一定の確率で存在するのがこの制度の怖いところです。ですが、入学から一年半の間、教養学部では様々な分野の授業を受けることが出来るので、自分がどの学部に興味があるか分からない方には、とても良い制度だと思います。(とはいってもある程度は自分の興味を元に受験する科類を選ぶことをお勧めします。)

次に、コロナ禍での大学生活について話したいと思います。東京大学では第二外国語の選択によってクラス分けが行われ、クラス間のつながりが他大学よりも強く、コロナの流行以前にはクラスで旅行やディズニーに行くことが多かったそうです。対面授業が制限されている現在、基本的に第二外国語の授業1コマと体育の授業1コマ(どちらも必修)だけが対面で行われています。その他の授業は基本オンラインで行われていて、キャンパスの空き教室で受講することもできます。課外活動も対面で行うことが可能で、運動系の部活やサークルが多く対面活動を行なっています。あまり大学には行けていませんが、東京には美味しいご飯屋さんが多いので、食が趣味の私にとっては、充実した大学生活となっています。

受験が近づくにつれて、精神的にも辛くなるかもしれません。でも、試験が終わる最後の瞬間まで諦めないでください。受験のために得た知識は役に立たなくなるかもしれませんが、あなたが努力したというその事実は一生残ります。成績が悪くても、落ち込まず、自分の課題を発見できた、と喜んでください。「頭が悪い」のではなく、「伸びしろがある」のです!宗教じみてきた(笑)ので終わりますが、最後まで自分を信じて頑張ってください。