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「読書作文コンクール」優秀賞作品のご紹介2012/10/29

「支えられて生きている」

知念 朋輝(小学5年生)

僕は両親と一緒に生活する自分があたりまえだと思っていた。しかし嘉穂のように実の両親と一緒に暮らせず、少し気を遣いながら祖父母と暮らす生活があることを知った。僕はその生活環境に自分を当てはめて考えてみた。僕は祖父母が大好きでいつも甘えてばかりだが、毎日となるとそんなに甘えることはできないと思う。また高価なゲーム機をねだったり、野球チームに入りその道具をそろえてもらったりすることなど気を遣ってしまうと思う。

本音を言わない嘉穂だったが、「ピアチューレ(自由に喜びの気持ちを持って)」な時間を過ごすことにいろいろな思いをはっきりさせ、自分のやりたいことを見つけていくことができていたと思う。僕も本当に集中して取り組める好きなことを見つけたいと考えた。

僕は少年野球チームに入っている。先日遠征で福岡県に行ってきた。旅費も高かったが僕の行きたいというお願いに両親は、「良い経験になるだろう。」と反対なく了解してくれた。また、両親は僕が学校でいやなことがあり落ち込んでいるときや、勉強のことで頭を抱えている時は時間をかけてグチを聞いてくれたり、分かりやすく解き方を教えてくれる。そのような家庭環境を改めて感謝すべきことなのだと思った。

僕の塾では塾長の特別授業がある。その中で塾長が「努力する人が全て成功するとは限らない。正しい努力でなければ成功者になることはできない。」と話したことをふと思い出した。嘉穂も後藤先生のきびしいレッスンやアドバイスを真剣に聞き、深く考え込んでいた。その様子と塾での話が重なって思えた。人はいろんな人から教えられて成長するのだろうと考えた。

僕は、嘉穂の家庭環境は最初かわいそうだと思ったが、しかしそれは違うかも知れないと考えが変わった。祖父母がいて、嘉穂がいて、自分を応援してくれる人たちに囲まれている。「ここが私のいる場所」と嘉穂の心の声を聞いて僕はそう感じた。僕は自分の恵まれた環境に感謝の気持ちを忘れず、応援してくれる人たちの話をしっかりと理解し、いろんなことに一生懸命取り組みたい。